衝撃を受けた表紙
この「廃道をゆく4」の表紙を見たときの衝撃は相当なものでした。
三角形の国道の標識 、通称「おにぎり」が横たわっている…一体どんな場所なのか?
異様に興味が湧き、どうしても自分の目で確かめたい衝動に駆られ…
現地・現物主義のため行ってきました笑
まずはバイク野郎達が集まる定番スポットへ…
道の駅 美山ふれあい広場
雨は降っていないのですが、路面はウェット。
いつもはライダーで賑わっている道の駅だが今回は静かな道の駅であります。
ひとまず、名物の牛乳で喉を潤し今からの探索に備えます笑
国道162号、通称「周山街道」を南下します。
深見峠の表示。
そして、深見トンネル。
今回の探索の地は深見トンネル完成まで使用されていた「深見隧道」です。
さりげなく脇道へと続く道…
ここが「深見隧道」へ通じる脇道…
現行トンネルの近くに脇道に逸れる道があり、それが使われなくなった旧隧道へのアクセス路となっているパターンが多いですね。経験上(笑)
脇道を進むと、何やら入口らしき雰囲気の場所が見えてきます。
そして…
それはいきなり現れた。
もう見るからに怪しいオーラ…近寄り難い雰囲気が…
高さ制限ゲートも歪んでます…
前に進みます。
もう廃墟と化してます…
ああ…あの表紙と同じ光景が…
オニギリも土台からほじくりだされ、悲惨な状況に…
旧美山町時代のモノですね…現在、美山町は再編により周辺の町と合併して南丹市になっています。
この奥の隧道…
隧道の奥も気にはなりますがこれ以上は一人では進む勇気はありません。
隧道をひと通り見て回り、帰ろうとした時、ガードレールのすぐ左に轍のあるダート路を発見。
恐らく深見隧道開通まで使われていた旧旧道であると思われます。
更に横に延びてる道を進んでみます。
このような看板が…
更に続く道、メンテナンスはされていません。
この先は何があるのだろうか…
しばらく進みましたが、特に何も無かったので再び周山街道を南下、国道477号線を進みます。
ここもけっこうな酷道…
酷道を抜けると…
最高の天気が迎えてくれました。ホッと安堵のひと時。
そして、お昼ご飯は某牛丼店にて笑
五郎さんの如く一人呟く…
「ほ~、いいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」
やはり、こういうの、安心できますよね(笑)
以上で「深見隧道」探索は終了です。実際に見るとその歴史の重みを感じますね。
ちなみにこの「廃道をゆく4」によると深見隧道は1946年から2001何まで実際に利用されていたようです。
この「廃道をゆく」という本はシリーズ化されていて、私も数冊持っています。
しっかりと現地取材されていて見応え、読み応えがありますよ。
道路の歴史書として見るのもいいかもしれませんね。
興味のある方いかがですか。Amazonでも販売しています。
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