【鹿児島県】大阪からフェリーで行く薩摩半島・大隅半島ツーリング

寒い!だったら九州じゃない?

バイクに乗るのをためらってしまいそうな連日の寒波。
久々にガッツリとツーリングに行きたいなぁ。
どうしようか…。
この寒さから逃れるには南の国へ行けばいいのでは!
沖縄?四国?
いやいや、大阪からは九州へ直行フェリーが有るじゃないですか!

単純な発想で2019年1月の三連休を利用して鹿児島県ツーリングを決行しました。

出発前日にフェリー予約

大阪から鹿児島までの移動は「さんふらわあ」
フェリーも出発の前日に予約(苦笑)

大阪~鹿児島県志布志の航路は去年就航した新造船の「さんふらわあ」です。
バイクは乗船口から二階層下に駐車。

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新造船のさんふらわあは凄いぞ!

新造船らしくロビーやエントランスが綺麗でゴージャスなのはさすがです。お風呂も広かったなぁ。
そして何より嬉しいのが大部屋のベッド。
プライベート感もあり、なんと個々にテレビが。
このテレビで地上波やBSも普通に見れたこともあり、15時間の船旅も退屈感は全くありませんでした。テレビ回線は衛星回線で受信してるのかな?

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そして、ベッドに横たわりながら旅の行き先を考える…
実はフェリー乗船直前に九州版ツーリングマップルを購入。
それとフェリー乗り場で手に入れた九州の観光地図で行き先を検討するという超行き当たりバッ旅(苦笑)

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行き先を考えながら、一杯できるのが船旅の醍醐味でもありますよね(笑)
鹿児島ハイボールで気分も盛り上がります。

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夜が明けて鹿児島県志布志港に近づくにつれて、空が青く晴々と。
これで ワクテカしない訳が無いですよね♪

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雨は嫌いではありませんが、晴れに越したことはありません。


到着時の天気で自身のテンションとそのツーリングのこれからが左右される…。

志布志港に降り立ちました。
風も無く暖かい。
本当に1月?
初秋と錯覚しそうな位の気持ちの良い気候です。


私は決して晴れ男なんかでは無い、晴れの日を選んで行動しているだけです(笑)

最高の天気!鹿児島に降り立つ

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志布志に来たらまずここに来ないと始まりません。
この看板の早口言葉を3回となえます(笑)

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まずは桜島を目指します


国道220号線から県道64~72号線へ。
72号線から見える桜島。

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実際に煙が出ている活火山を見ると、その自然の壮大さと脅威を感じずにはいられない。
この火山が大噴火を起こしたら一体どうな
るのだろう?

国道220号線を南下、道の駅「たるみず」に到着。
この道の駅では何と言っても60メートルの足湯が圧巻!

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そして、「火山灰」のお土産も。
買っても開けることができないよなぁ(笑)

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小腹も空いたので、鹿児島名物の「鳥刺し」と「さつま揚げ」
特にさつま揚げのこの絶妙な甘さがたまりません♪

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あ~~、ビール飲みたい(笑)

桜島を取り囲むように走る「溶岩道路」こと国道224号線。
その道路脇にはいざという時のための避難壕があちこちに設置されています。

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ちなみにこの桜島、かつては島であったが、1914年(大正3年)の噴火により、鹿児島市の対岸の大隅半島と陸続きとなったとのことです。

このまま桜島をグルっと回って南下するか、フェリーで鹿児島市に向かうか…


走りながら考えよう。


ただ、以前から機会があれば訪問したい場所があるので最終的に鹿児島市へフェリーで渡ることにしました。

フェリーで薩摩半島へ

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15分の船旅はあっという間。
鹿児島市内は路面電車も走り、歩行者も多く賑やかです。

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市内は渋滞気味なので早く抜けたい。
国道225号線から指宿スカイラインへ。
車も少なく、快適に南下します。
知覧ICから県道23号線を更に南下します。

「知覧特攻平和会館」へ

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 この知覧特攻平和会館は、第二次世界大戦末期の沖縄戦において特攻という人類史上類のない作戦で、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした陸軍特別攻撃隊員の遺品や関係資料を展示しています。

館内は撮影禁止なので写真はありませんが、この知覧から特攻するために飛び立った青年たちの遺書や遺品が展示されています。


それらを見て何も感じないはずがありません。見れば人生観が変わる人もいてるのかもしれません。


それくらい衝撃を受けました。
ここは無理してでも行くべき場所でしょうね。

さて、ここからは県道27号線で更に南下します。

薩摩富士〜イッシーは?


さつま半島最南端の国道226号線にでます。
瀬平公園から真正面に開聞岳がその姿を現します。

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その見事なまでの山の形、薩摩富士との愛称は伊達じゃない。

確かこの近くには…
県道28号線を少し北上「池田湖」が。

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知る人ぞ知る、「イッシー」の存在で日本国中の注目の的になった湖です。
今回は「イッシー」は見れませんでした(笑)

さて、ここから鹿児島市内へ北上するか、フェリーで対岸の大隅半島に渡るかの選択。

フェリーの時間を調べると何とか間に合いそう。
とりあえず、山川港フェリー乗り場に向かいます。
ギリギリセーフ。バイク乗船の空きはラストの1台でした(汗)

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50分の船旅、根占港に到着です。

大隅半島へ

ここから南下したら「佐多岬」ですが、この時間からは厳しそう。
ここは素直に今夜の宿泊地を探します。
ネットでサクッとビジネスホテルの予約完了。
ホント、便利な世の中になりましたね。

国道220号線をホテルのある鹿屋市に向かいます。

その道中にて…
夕日に癒されます。

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道の駅「錦江にしきの里」前の海岸には「どこでもドア」や影絵的なオブジェが。

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荒平神社の砂浜にそびえ立つ鳥居。

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「海に突き出た岬の上にある神社」、大潮の満潮時には岬へ続く砂浜が海に沈んで「海に浮かぶ神社」と、2つの顔を持つ神社です。

ホテルでは、さつま揚げをアテに一杯、そのままBTNQ(バタンキュウ)となりました。

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翌日も最高の天気!

目が覚めると朝日が眩しい。
天気も良さそう!
持参のコーヒーセットでいっぷくして出発です。

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昨日通ってきた国道269号線を南下します。
相変わらずの南国ムードたっぷりな道にテンションも上がります。

佐多岬へ

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佐多岬ロードパークに入ります。

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道路脇にガジュマルが普通に生え、南国感が更に高まります。

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そして北緯31度線。

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佐多岬到着。
綺麗に整備されています。

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大きなガジュマルが出迎えてくれます。
ここから、宗谷岬まで2,700キロですか…
かれこれ4年前に行ったよなぁとしみじみ。

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本来なら徒歩でこの先に進めるのですが、今は整備を進めるための工事中。
工事をしてる脇から歩いて進むこともできそうですが、今回はここまでとします。
整備工事が終わってから再訪したいですね。

次に向かいます。
国道269号線の海岸線を北上、対岸の開聞岳が見事です。

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国道269号~国道448号線経由で雄川の滝へ。

雄川の滝から海岸線を北上

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落差46m、幅60mのは三国名勝図会にも紹介されている名勝の滝で、雄川流域の一部が大隅南部県立自然公園の指定を受けています。
エメラルドブルーに輝く滝壺がたまりません。
駐車場から遊歩道を往復2,400メートルの徒歩は結構キツイですが、その価値は十分にあります。

国道448号は交通量も少なく快適路。
ペースも上がります。

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そして、なによりも海岸線に出た時には「うおおぉ!」と叫んでしまうこと間違いなし!

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右手に青く広がる大隅海峡と青い空。
たまりません。
晴れてないとここまでの感動は無いだろうな。
やはり天気は大事だなぁ。

国道を北上するとここも以前より行きたかった場所…

JAXAの内之浦宇宙空間観測所

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受付で見学申し込みをすると、バイクに乗ったまま施設内を移動することが出来ます。もちろん無料です。


パラボラアンテナにも南国感が。

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高台まで進むと施設一円を見渡せます。

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あの発射台から映画にもなった「小惑星探査機はやぶさ」や、「イプシロンロケット」も打ち上げられました。

資料館も併設されています。

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さて、帰りのフェリーまでまだ時間はあります。

思い切って宮崎県まで行こう

国道448号線~220号線へ。
志布志港を通り過ぎ、宮崎県串間市の「都井岬」へ。

灯台の周りはソテツだらけ。ん~南国だなぁ。
灯台からの景色を見るとここが、いかに断崖絶壁の上かがよく分かります。

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ここでは馬が優先。
道路を占領していますが、ジッと馬が去るまで待ちます。

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この馬は、御崎馬(みさきうま)と呼ばれています。300年以上も前からこの地で周年放牧で飼育され、その繁殖は全く自然にまかされていました。
現存する日本在来馬のひとつで、昭和28年に純粋な日本在来馬として国の天然記念物に指定されました。

来た道を引き返し、志布志港に戻りました。

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帰路のフェリーも新造船。
本当にゆっくりとでき快適でした。
家より熟睡できたかも(笑)

2日間でさつま半島と大隅半島を駆け足で回りましたが、まだまだ周りきれてません。
しかし、周りきれて無い方が再訪の言い訳にもなりますし、楽しみも増えますよね(笑)
何よりも最高の天気が今回の旅を強力に後押ししてくれたのは言うまでもありません。

次回の九州は日帰り弾丸フェリーかな。
考えるだけでワクワクします。

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