奈良は桜の名所
今回のツーリングはバイクで奈良県の桜を堪能しようというものです。
奈良と言えば、奈良公園に吉野山といった最上級の桜観光スポットがありますが、それらは徒歩で散策中心の観光となります。
せっかくバイクに乗っているのなら、バイクの機動力を活かしたお花見ツーリングをしたいですよね。
今回は道の駅「宇陀路 大宇陀」から道の駅「針テラス」までをお花見しながら一筆書きで周ります。
この大宇陀市近辺は、奈良県の中でも桜の名所が集まっているエリアです。
なお、今回の訪問は2019年4月初旬で、まだ殆どの桜は蕾状態ですので写真的に桜の華やかさが無い事をご了承くださいませ(笑)
4月中旬~下旬迄はこのエリアの桜を楽しめるかと思いますので、これからのお花見ツーリングの参考にしていただけたらと思います。
スタートは、道の駅「宇陀路 大宇陀」
この道の駅、ありがたいことに朝の7時からモーニングがあります。
お花見ツーリング前の腹ごしらえにいかがでしょうか。
又兵衛桜
まず最初の訪問桜は道の駅からバイクで移動すること5分、樹齢300年の「又兵衛桜」
戦国武将として活躍した後藤又兵衛がこの地へ落ちのび、僧侶となり一生を終えたという伝説が残っており、この枝だれ桜が残る地も、後藤家の屋敷跡にあることから地元では「又兵衛桜」と呼ばれ親しまれています。
訪問時は7部咲きくらいで、まだまだ楽しめそうです。
続いて、国道166号線を東へ走らせます。
「水分桜」と呼ばれる桜並木
宇太水分神社の一の鳥居の向かいの芳野川沿いには「水分桜」と呼ばれる桜並木があります。
川沿いに1キロほどの桜並木が続きます。
この日は蕾でしたが、満開になると桜のトンネルになり、それはもうたまりません。
廃校カフェでランチ
時間的に余裕があれば、この近くの「廃校カフェ」でランチなんかはどうでしょうか。
「Cafeカエデ」は奈良カエデの郷「ひらら」の中にあるお店で、昭和初期に建設され、廃校になった宇陀小学校の木造校舎を再利用して造られました。
「Cafeカエデ」は毎月第1日曜日に実施している「給食ランチ」は是非とも食べてみたい逸品です。
諸木野の桜
県道218号線から国道369号線へ。
国道から山奥に進む細い山道を走ります。
車が走るには非常に厳しい極細道。
バイクのためにあるような道を進むこと数キロ。
伊勢本街道沿いの諸木野という小さな集落にあって「諸木野の桜」「牛繋ぎの桜」とも呼ばれている桜です。
桜そのものはそれほど大きなものではなく、道路側から見上げると平凡ですが、北側から水田越しに眺めると水に映りこむ姿が大変美しく映ります。
満開だとどれだけ綺麗に水面に映ることでしょうか。
佛隆寺の千年桜
次は同じエリアにある「佛隆寺の千年桜」
佛隆寺は、850年に弘法大師の高弟、堅恵が創建したといわれる古刹です。また、空海が帰朝の際に持ち帰った茶を堅恵が栽培した「大和茶発祥の地」とされているところでもあります。
参道の石段に、威勢よく枝を張った樹齢950年といわれている根周り約8m、高さ16mもあるモチヅキザクラの古木です。
現在も毎年元気な花を咲かせています。
林道赤埴カトラ線へと進みます。
この林道は路面も綺麗に舗装され、景色も最高。おすすめ林道です。
林道を下った先の「西光寺」
樹齢約300年のしだれ桜が見事な花を咲き誇らせる姿が美しく「城之山桜」とも呼ばれています。
名物の「よもぎの回転焼」
林道から県道28号線に合流箇所の「栄吉」のよもぎの回転焼もこの辺りでは忘れてはいけないお土産所。
県道28号線から山間を抜けるバイパス的存在の「やまなみロード」を北上します。
大野寺
その道中、少し脇道に逸れて「大野寺」へ。
とても小さなお寺ですが、樹齢300年とされるしだれ桜2本と、紅しだれ桜30本が咲き誇る、桜の寺としても有名です。
極楽寺
室生小原の里を見下ろす高台にある極楽寺境内の枝垂れ桜。
樹齢は推定300年余りと云われている。極楽寺は明治32年に焼失し、のちに再建されたが現在は無住寺となっています。
桜スポットの立ち寄り箇所は以上です。
このまま、名阪国道から道の駅「針テラス」へ。
針テラス内の「クシタニカフェ」にてお花見の余韻に浸ります。
バイクによる「一筆書きお花見ツーリング」いかがだったでしょうか。
これだけの名所を回れるのも小回りの効くバイクだからでしょうね。
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