春になったら丹後半島
京都府北部の丹後半島。
冬の間は降雪や路面凍結で近畿地方北部へのツーリングは行けませんが、4月に入り、桜の咲く頃になるとようやくバイクでも訪れることができます。
今回の丹後半島への道中は下道を使って行くことにしました。
出発地点は、道の駅「能勢 くりの郷」
R173の圧巻の桜並木
ここからは国道173号線を北上するのですが、道路沿いの桜並木がもうたまりません。
この桜並木道を走るため、下道をセレクトしました。
この国道173号線は昨年の台風の災害で通行止期間もありましたが、今は途中片側通行は有るものの、ほぼ以前の通り通行できるようになりました。
国道173号線から国道9号線を走り福知山市へ。
桜に転用石と明智光秀の「福知山城」
天正7年(1579) ごろ、丹波平定に成功した明智光秀が丹波の拠点として新たに城を築いたのが始まりとされています。
以来、 戦乱の時代、城主が交代する中、順次整備が進められ、慶長5年(1600) ごろに完成したとのことです。
明治時代のはじめに廃城令で取り壊されましたが、 昭和61年 (1986) 11月に再建されました。
城内の桜も見事です。
福知山城のもう一つの見所は「転用石」
戦国時代以降、築城ラッシュにより石が不足したため、近隣に豊富な石の採掘場がない場合、いたる所から代用になる石材が徴収されました。
代用とされた石材は、礎石、墓石や供養塔、石仏、臼、燈籠、石棺などがあげられます。
反抗的な寺院を打ち壊し、見せしめのために寺院の墓石などをあえて用いた例もあるみたいです。
この転用石を探して回るのも面白いですよ。
福知山市からは国道175号線を北上して丹後半島方面に向かいます。
ノスタルジー、舞鶴市「ドライブインダルマ」
ここはレトロ自販機の聖地として、マニアには有名です。
ここ数年、いろいろなメディアにもとりあげられ、この地を目的とするツーリングライダーもいてますね。
うどん、ラーメンの「川鉄計量器 めん類自動調理販売機CV-10型」
ボタンなどなく、お金を投入すれば調理が始まります。
ラーメンの自販機は、日本全国でもこの1台しか稼動していないとのことです。
店内にはジュークボックスやレトロなゲーム機等「ザ・昭和」の世界が広がります。
宮津市「丹後由良駅」前の桜並木
樹齢百年以上経過している古木の桜並木は見事です。
国道178号線の「奈具海岸」から日本海をを見ながら走ります。
それにしても気持ちのいい道です。
人気のラーメン店「チャクリキ」
与謝野町に入り、ランチタイム。
丹後半島でも人気のラーメン店「チャクリキ」
豊富なメニューから選んだのは「漢のブラック」
ガツンと食べ応えのある太麺のブラックラーメンです。丹後産の醤油ベースですが、醤油辛くなく見た目以上に食べやすいです。
チャーシュー丼も食べたのでもうお腹がヤバいです。
「大内峠一字観公園」からの天橋立
丹後半島と言えば、日本三景のひとつの「天橋立」が有名。
知る人ぞ知る天橋立ビュースポット、「大内峠一字観公園」
一般的に、天橋立を見る場合はリフトで山上に登る必要がありますが、この公園はバイクで山上まで行けるのが有り難い♪
この眺め最高です。
天橋立を横一文字に見ることができるのはここだけです。
公園内には桜も咲き、お花見をしながら景色を堪能できます。
ここからは丹後半島を取り囲む国道178号線を反時計回りにグルっと周ります。
「伊根の舟屋」
1階は船を収蔵するためのガレージ、2階が居住スペースになっています。
地域独特の建造物が並ぶこの町並は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
「経ヶ岬」
近畿最北端の岬。
一説によれば安山岩の柱状節理がお経を並べたように見えることから名づけられたとも。
周囲にはハヤブサの生息も確認され、それを撮影するカメラマンも集まります。
「屏風岩」
岩の立っている様が屏風のように見えることから「屏風岩」と呼ばれます。
これぞ自然の造形美ですね。
「大成古墳群」
大成の海岸段丘上に分布する計18基の古墳群。
周囲に産する柱状節理の発達した安山岩を使用し、横穴式石室が作られています。
なんと言っても、この素晴らしい展望がたまりません。
「ミルク工房そら」
最後は、「ミルク工房そら」でこのバッ旅をしめくくります。
相変わらず安定の美味しさ♪
丹後半島、内陸部にもまだまだ見所はあるのですが、日帰りではこれが限界です。
またの機会にご紹介したいと思います。
これからの季節、近畿地方北部も天候が良くなり、ますます行動範囲が増えてきます。
楽しみですね~♪
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