【和歌山県】マル秘スポット〜メジャースポットまで、高野山を巡るツーリング

丹生都比売神社からスタート

和歌山県の第一級観光地、高野山ツーリングです。

とは言っても、一般的な高野山の仏閣巡りでは無く、高野山の麓周辺を散策します。

メジャーどころからマイナーどころまで、極狭道を走ったり、バイクの機動力を活かしたルートとなっています。

スタート地点は、和歌山県かつらぎ町の人里離れた山奥に鎮座する丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)から。

御祭神の丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)は、「弘法大師」に高野山を建立する許可を与えた神様。

全国に180社あるという丹生都比売(にうつひめ)を祀る神社の総本社です。

「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。

創建は古く、日本書紀には既にその名が記されていて、ゆうに1700年以上前に遡るそうです。

「輪橋」とツーショット。

輪橋は神様が渡られるための神橋で、反り橋の形状になったのは、豊臣秀吉の側室・淀君が寄進したとか。

奥に見えるは、平安時代に建立された楼門。

この神社の見どころ境内奥にひっそりと立つ石碑。

今から700年以上前、鎌倉時代の物だそうで、「大峯修験者の碑」「光明真言板碑」

時計の針の方向に梵字で光明真言が刻まれています。

バイクで5分ほど移動、山道を少し歩いて

「二ツ鳥居」へ

ここは高野山への参道があり、当日も徒歩の人達が数組。

私はバイクを置いていく訳にもいかないので今回、徒歩は遠慮します(笑)

高野山町石道展望台

県道109号線~県道4号線の快走路をいいペースで走り紀の川平野を一望できる「高野山町石道展望台」へ。

九度山町だけでなく、橋本市、かつらぎ町、高野山を見渡せるその絶景ポイントは、和歌山「朝日・夕日百選」に選ばれています。

ここは道路が狭く駐車場もありませんので、バイクや徒歩でしか辿り着けない知る人ぞ知る絶景ポイントです。

九度山の麓まで降りて行きます。

「勝利寺」

勝利寺の「勝利」というのは、十一面観音の顔の上にある10個の小さな顔がもたらす現世での利益(これを「十種勝利」と呼びます)に由来するものですが、現代では「試合に勝利する」という意味に解釈して、スポーツ選手などの参拝も多いとのことです。

かつてはプロ野球球団も必勝祈願に訪れたことがあり、「勝利寺」という名前のお寺は全国にここ一か所だけだと言われています。

「慈尊院」

世界遺産にも指定されています。

かつては女人禁制だった高野山。女性の為に開かれたのが、この慈尊院。

女人高野のいわれがあるため、子授け、安産、育児、授乳、良縁などを願って乳房型の絵馬を奉納する女性が多く訪れます。ここ近年特に多いのが、乳がん平癒の祈願。乳がん撲滅の象徴であるピンク色のお守りは、全国から求める人が絶えないそうです。

そして、忘れてはいけない、慈尊院を取り囲む「築地塀」

和歌山県指定重要文化財です。

築地塀は、境内の周囲3方約250mにわたり、和歌山県一の古さと壁の厚さがあります。16世紀頃の技法だとか。

「道の駅 柿の郷 くどやま」

世界遺産や真田幸村の情報を発信する「世界遺産情報センター」や、和歌山県内で採れる農作物を販売する「農産物直売所」、創作パンを販売する「ベーカリーカフェ」などがあり、見どころ満載の施設です。

「幸村茶」を飲むことをお忘れなく(笑)

「真田庵」

真田昌幸・幸村父子が1600年関ケ原の戦いの後、徳川家康の命で高野山に蟄居(ちっきょ)され、その後を過ごした屋敷跡が真田庵・善名称院。

瓦には六文銭模様が。

幸村自販機もさりげなく道路脇に。

是非とも探してみてくださいね。

「日本最後の仇討場所」

九度山町から移動すること高野町神谷の山深い地。

明治4年(1871年)230日に、この地で仇討ちがあり、「日本最後の高野の仇討ち」とも「神谷(かみや)の仇討ち」ともいわれています。

この岩に身を潜めていたようです。

そして、この事件が直接の原因で、明治62月に太政官布告によって「仇討ち禁止令」が出さました。

仇討墓所には少し感じるものもあり、近づけませんでした(汗)

すぐ近くには寄り添うように「道標石」が残っています。

右に行くと、京都大阪方面。

今は寂しげな道ですが、当時は高野山への参拝者で賑わっていたのでしょうね。

プレミア級の標識

この近辺の集落には廃校(休校?)もあり、今は他では殆ど残っていない、昭和2030年頃の旧標識が残っています。

状態も良く、旧字体の和歌山県の文字もクッキリと。

その道のマニアにはヨダレものだと思います。

今回のツーリングは以上となりますが、高野山周辺はまだまだ歴史的に興味深い場所も多くあります。

路地も多いのでバイクでの周遊が最高です。

機会がありましたら是非とも訪れてくださいね。

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