歴史を感じる明日香村
明日香村は、奈良県の中央部付近に位置する村であり、中央集権律令国家の誕生の地であることから飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されていることで知られています。
夏を感じながら史跡を周り、美味しいものも食べたいなぁとツーリングにでます。
大阪からは国道166号線、通称「竹内峠」を通り、奈良県に抜けます。
太古から交通の要所であり、聖徳太子もこの峠を越えて四天王寺と飛鳥を往復したとされています。
また、遣隋使などの使節もこの峠を越えて飛鳥京を訪れたそうです。
おふさ観音
国道166号線を突き進みバイク仲間と合流、まず訪れたのは「おふさ観音」
おふさ観音では、毎年の夏2ヶ月間にわたり「風鈴まつり」を開催されています。
境内には2,500を超える風鈴が吊り下げられ、それらが夏風に揺られて、涼やかな音色が四方八方から聞こえてきます。
しっかりと涼を感じることができますね♪
でも、朝も昼も晩もずっとこの風鈴たちは音を奏でています。
深夜はこの音、近所の方は大丈夫なのでしようか?
要らぬ心配でしょうけど。
本薬師寺跡でホテイアオイ
続いては「本薬師寺跡」
この夏期間限定で「ホテイアオイ」があたり一面に咲き乱れます。
ホテイアオイは水草の1種で水面に浮かび紫色の花を咲かせます。朝につぼみが太陽の日照に合わせて開花し、夜になると萎んで翌日の朝に新しい蕾が花開きます。
一度開花した花は毎日入れ替わるので花は大変色鮮やかです。毎日フレッシュな花が見れるんですね。
明日香村「甘樫丘」
県道206号線を南下、明日香村中心エリアに入ります。
「甘樫丘」
小高い丘になっており、駐輪場から階段を上るのは少々大変ですが、360度明日香の地を見渡せる素晴らしい展望が広がっています。
時折、気持ちのいい風が吹き抜けます。
県道15号線、稲渕の棚田の丘陵を気持ちよく駆け抜けます。
「キトラ古墳」
1983年、石室内の彩色壁画に玄武が発見され、高松塚古墳に次いで2例目となる大陸風壁画古墳として大変価値のある古墳です。
なんと、偶然にも訪問日は壁画の実物を特別公開している日でした。
せっかくなので、見学させていただきました。
もちろん、壁画は撮影禁止なので、入室証だけパチリ(苦笑)
実物を見た感想、予想より小さかったものの、はっきりと何の絵か判別できます。
現代までよく残っていたなぁと感慨深いものがありました。
偶然にも本物を見ることができてラッキーでした♪
石舞台古墳
もう有名ですよね。
6世紀の築造。巨石30個を積み上げて造られた石室古墳。
その規模は日本最大級を誇ります。
盛土が失われて、露出した天井石の上面が平らなことにちなんで、石舞台と呼ばれています。
この巨大古墳が誰の墓なのかは不明ですが、付近に蘇我馬子の庭園があったことから、馬子の墓ではないかとの説が有力だそうです。
高台から眺めます。
暑いので石舞台前の「あすか野ログハウス」で果肉ソフトクリームを。
ご当地イチゴの「アスカルビー」をクラッシュさせてソフトクリームに練りこんでいます。
店主一押し、これ以外注文させない勢いにタジタジでした(苦笑)
確かに美味しい!甘みと酸味のバランスが最高!食感も良く、他店には無いソフトクリームでした。
量も多く、お腹も十分に膨れます(苦笑)
次はランチにへ。
デザートの後のランチですが気にしない気にしない(笑)
カフェレストラン ことだま
明日香で大人気のカフェレストラン。
170年前の元酒屋を改装した趣のある店内。
こだわりの「ことだまランチ」は、明日香で育った新鮮野菜がメイン。
お米、豆腐、醤油も村産にこだわり、明日香の恵みを堪能できます。
ドリンクにデザートも付いてお値打ちです。
予約優先のため、是非とも予約してからの訪問をオススメします。
飛鳥寺
明日香村に来たら外せないのが「飛鳥寺」
588年に百済から仏舎利(遺骨)が献じられたことにより,蘇我馬子が寺院建立を発願し,596年に創建された日本最初の本格的な寺院だそうです。
飛鳥寺のご本尊でもある飛鳥大仏は、法隆寺金堂の釈迦三尊像を作った仏師により609年に開眼されたと云うことですから、東大寺大仏よりも1世紀半近くも古いのです。
なんと、この大仏は写真撮影オッケーです。
大仏の左右からみた表情が違うとのことなんですが…どうでしょうか(苦笑)
最後は、明日香村から大阪に戻る途中で立ち寄ります。
梅本とうふ店
奈良県御所市の「梅本とうふ店」
明治時代に創業。
100年以上の歴史あるお豆腐屋さん。
昔ながらの伝統製法を守りながら、その日の気温・湿度を感じて職人さんが仕込みの水温や時間を調節して作っています。
美味しいのはもちろんですが、入店してまず「試食」をしてからスタートです。
この試食量が半端なく多いんです(苦笑)
一食まかなえそうです(笑)
試食も美味しいのですが、今回はたらふくランチを食べた後に訪問したため、もうお腹パンパンに(苦笑)
しっかりとお土産を購入して帰宅となりました。
近場でしたが、たまには古都の浪漫をじっくりと感じながらのツーリングもいいもんですね。
距離を稼ぐだけがツーリングではない(笑)
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