【奈良県】世界遺産・日本最大の村、十津川村ツーリング

日本最大の半島、紀伊半島。日本最大の村、十津川村

そのほとんどが山岳地帯であり、ある意味生活には不便であるかもしれません。しかし、山と海に囲まれ、見どころも多く、食べ物も美味い。

何より温泉や酷道だらけ、紀伊半島はツーリングには最高のエリアです。

今回は紀伊半島の中でもその面積の大きさでは群を抜く「十津川村」を周遊してきました。
「十津川村」は奈良県の最南端で、村の96%は山で占められており、全体の広さは琵琶湖とほぼ同じくらいという、日本一大きな村としても知られています。

平成23年でしょうか、あの紀伊半島大水害が発生し、土砂崩れも多く発生、国道169号線は各所で寸断されました。あれから6年以上経過しますが、今もなお復旧工事をしている箇所もあります。

復旧工事が終わった道路は快走路に生まれ変わっています。

 

トンネルも新たにでき、昔に比べたら近くなった十津川村です。
大阪府と奈良県の県境の五條市から60分程度で十津川村北部に入れます。

北部のハイライト的スポット、国道169号線沿いの「谷瀬の吊橋」

この巨大なつり橋は長さ297メートル高さ54メートル。
この揺れはかなりスリリング。何回渡っても慣れない(苦笑)
ちなみに、地元の年配の方々は四輪カートでこの橋を渡ります(汗)

たっぷりと冷や汗をかいたので、さっぱりと汗を流しに行きましょう。
国道169号線を南下、十津川村役場の裏山に位置する温泉地温泉「滝の湯」

この温泉の嬉しいところは、源泉掛け流しはもちろんのこと、朝の7時30分から営業。
露天風呂が最高!朝イチで貸切状態、最高でした。

温泉を堪能し、次に向かうは近くの道の駅「十津川郷」
ここで同行の仲間達と待ち合わせです。

 

この道の駅、足湯があるのが嬉しいですね。冬には指先を温めるのに重宝(苦笑)
さて、何処に行こうかな?セローが2台と言うことは…
これはもう「セローの聖地」に決定。

セローの聖地とは?

国道169号線から国道425号線に入って数キロ。
入口が見えました。ダートを少し進むと到着です。

セローの聖地とは「清納の滝」のこと。

古いセローのカタログの撮影地がこの滝なんです。そんな訳でセローの聖地(笑)
仲間内だけで通じるこの呼び名(苦笑)

ちなみにそのカタログがこれです。

しっかりとマイナスイオンを吸い込み次に向かいます。

国道169号線を更に南下、上湯川沿いの細い道を登って行きます。
延々と続くコンクリート製のガードレールがこの道の歴史を物語っています。

10分近く登り続けると、その集落が現れました。

「果無(はてなし)集落」

世界遺産「熊野古道」が生活道

世界遺産に登録された熊野参詣道「小辺路(こへち)」沿いにある小さな集落。果無山脈を見渡せる高地のため「天空の郷」と呼ばれています。

集落内を散策。湧水もいただけます。
不思議な空間に癒されます。

ドローンで撮影。

麓まで降り、玉置山を経由して瀞峡方面に行くことに。
この玉置山は最強のパワースポットと名高い「玉置神社」のある霊山です。

国道169号線から九十九折を登って行きます。

木に食われた標識

この山越えの道中、昭和30年代に廃止になった標識が残っています。
よく見ると…

なんと!木に食われています。

どうなったらこうなるのだろ…全くわかりません。
やはり、この山のパワーなのか?

玉置山を降りるとそこは国道311号線。
奥瀞方面に行くとこんな吊橋が有ります。

下を見ると怖いですね(汗) 

そろそろお昼。

直ぐ近くの道の駅「おくとろ」にて。
道の駅内の「じゃばら食堂」の1,000円バイキング。相変わらずの盛り方が下手(苦笑)

名産の『じゃばら」を使ったドリンクも甘酸っぱくて僕好み。

ドリンクの横にはオヤツの『豆大福」(笑)

ここではこんな証明書も貰えます。

ここは日本で唯一の「飛び地」なんです。この地が飛び地になった歴史を調べるとなかなか面白いですよ。

自然の造形美と三県境

国道169号線を南下し「瀞峡」に到着。
絶壁と原生林が織り成す自然の造形にうっとり…。

この地は三県の県境です。

この断崖絶壁に佇む築100年以上の「瀞ホテル」

今はこのノスタルジックな雰囲気を楽しめるカフェとして営業しています。名物のハヤシライスを食べたいなら予約してからの訪問が良さそうです 。

この時点で、もういい時間となりました。日の入りまでに大阪に戻るにはここまでがリミット。
紀伊半島はデカイと実感です。

20年以上紀伊半島をウロウロしていますが、まだまだ行きたいところが山積みです(笑)

訪問日:2017年9月

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