【三重県】熊野灘沿岸を散策ツーリング

紀伊半島内陸部を走る

寒さも緩み、空は晴天。

そうなると体がうずきます。

特に行き先もままならぬまま出発しました(笑)

紀伊半島内陸部を走るつもりなのでセローでノンビリとツーリングです。

大阪からは国道309号線から国道370号線を経由して3万本の桜で有名な奈良県吉野郡吉野町を抜けて奈良県道16号線へ。

桜の季節になるとこの吉野周辺道路はもう大変。

渋滞で全く進みません。

さすがにこのあたりは山深くかなり冷え込みますね。

県道16号線の東吉野村の集落内を走ると、ニホンオオカミ像が現れます。

ニホンオオカミは、明治の初めまで、本州・四国などにかなりの数が生息していたようですが、その後急減し、明治38年、東吉野村で捕らえられた若雄のニホンオオカミが日本で最後の捕獲の記録となったそうです。

今でも「遠吠えを聞いた」「目撃した」といった証言はあるそうですが、50年間生存が確認されていない種は絶滅したとする・・・という決まりがあるため、公式には絶滅種とされています。

それとは別に、「水曜どうでしょう」の原付の旅のロケ地として、マニア間でこのニホンオオカミ像は有名(笑)

国道166号線に合流。

さて、どう進むか

東へ向かいます。

高見山ループ橋。三重県松阪市に入りました。

まだこの辺りは完全に冬ですね。

道の駅「飯高駅」から沿岸部へ向けて

道の駅「飯高駅」で缶コーヒーで温まり、出発。

三重県道710号線に入ります。

対岸のお茶畑と青空のコンストラストが素晴らしく思わずパチリ。

実は三重県、お茶の収穫量が全国3位です。

この山越えの710号線、結構道も荒れています。いわゆる「険道」の部類。

しかし、展望は素晴らしく、セローだと楽しく走れます。

油断は禁物、路面には落石が多く油断すると岩に乗り上げそうに(汗)

道の駅「奥伊勢木つつ木館」〜「瀧原宮」

こ大きな木に囲まれた長い参道の先に四つの宮があり大変神秘的で静寂の中、厳かにお参りできます。今回の旅の安全を祈願。

この道の駅の駐輪場を抜けると、伊勢神宮の別宮「瀧原宮」があります。

伊勢神宮のようにいろいろと楽しめる施設はありません。その分ここにはお参りのためだけに来ることになります。

ある意味贅沢ですよね。

この神社、ゼロ磁場としてのパワースポットとしても有名です。

心なしか身体が楽になったのもこのゼロ磁場のおかげ?

更に国道42号線を南下、「ミルクランド」

大内山牛乳〜道の駅「紀伊長島」へ

三重県ではあまりにも有名な「大内山牛乳」

この牛乳を使ったソフトクリームが絶品。

寒いけどここは食べるべし!(笑)

相変わらず美味い♪

体も冷えましたが、バイクで走り出すとテンションも上がり、体も温まってきます。

これはグリップヒーターからの熱のおかげかな?(笑)

国道42号線の荷坂峠から見える紀伊長島の町と熊野灘の海に心も踊ります。

何回見てもこの景色には感動します。

道の駅「紀伊長島」に到着。

今日は平日のため閑散としていますが、土日となるとツーリングライダーで賑わいます。

また、この道の駅の名物として土日限定ですが「マンボウの串焼き」があります。

ぜひご賞味ください。僕も何回も食べています。美味しいですよ。

実は昼ごはんまだなんですよね~。

ここまで来たら、アレを食べたい!

早速向かいます。

紀伊長島からは紀勢自動車道で南下できます。なんと紀伊長島から南は無料。移動時間を短縮できますが、時間の余裕がある時は海岸線を走りたいですよね。、

尾鷲ICで降ります。

「おわせ魚いちば おとと」へ

海産物や南三重のお土産が買える場所としていつも重宝しています。

ここに来ると、毎回「生まぐろ」を買って帰ります。

今回はお土産として「生まぐろのにぎり」

そして、何より嬉しいのが食堂で「生まぐろ」を食べることができることなんです。

今回のチョイス。

セルフ方式でおかずを取って行きます。

生まぐろのお刺身、まぐろの唐揚げ、まぐろの煮付け。

まぐろ三昧♪

生まぐろ、モチモチで美味しいですよ。

オススメです!

さて、ここで大きな問題が。

既に時間は14時。

このまま大阪に戻れば何とか日が沈むまでには帰宅できます。

夜間に紀伊半島の街灯もない山道は危険。

でも、せっかくなのでまだまだ周遊したい

さてどうしたものか。考えること5分。

決めました!

どうするか

宿泊に決めました!

夕方までトコトン周遊します!

宿泊先に予約の連絡を入れ、国道42号線を更に南下します。

世界遺産「鬼ヶ城」

気が遠くなるほどの年月により作り出された情景には言葉がでません。

振り返ればコバルトブルーに輝く熊野灘が広がっています。

鬼ヶ城から数分南下

世界遺産「獅子岩」

本当にこれが自然にできたのかと疑う程見事な獅子。

世界遺産の連続に続いて国道42号線を南下します。

やっぱり高速道路より海岸線を走る方が気持ちいいですよね。バイクなら尚更。

新宮市まで一気に南下しました。

ここで寄りたいのが「香梅堂」

ここの「鈴焼き」は絶品!ぜひ食べて欲しい。鈴焼きの概念が変わるかも?

お土産に買いました。

実は新宮市まではこれを買うためだけに南下してきました(笑)

そろそろ夕暮れ、日が暮れるまでには宿泊先に到着したい。先を急ぎます。

丸山千枚田

もう凄い!圧巻!としか言いようがありません。

千枚田と言いますが、実は1,300枚以上の田があるとのことです。

冬の素の地面の千枚田、夏の緑一面の千枚田、季節により全くちがう顔になります。

県道40号線を北上し、国道169号線に合流、少し西に走ると「上瀞橋」に到着。

ここは、バイクで通行可能な金網の上を走る吊り橋。

久しぶりに渡りたくなり寄り道。

揺れも大きく、何より下を見ると(汗)

思わず時間も無いのにドローンで走行動画も撮影してしまいました(苦笑)

さぁ、そろそろ宿泊場所に向かわないと。

国道169号線で池原ダムへ。

ライダープランで格安宿泊

説併設の「下北山スポーツ公園」のキャンプ施設にライダー限定プランがあり、2,500円でロッジに泊まれ、温泉無料券も付いてます。

受付のセンターハウス。受付時間は17時まで。ギリギリセーフ。

ロッジはこんな感じです。

布団一式はもちろん、空調に冷蔵庫まで。

ロッジ前にバイクをベタ付けできますが、雨の時は屋根付きバイク置き場も。

これで温泉込みで2,500円はお値打ち!

快適過ぎてキャンプが嫌にならないか心配(笑)

紀伊半島で泊まるならオススメしますよ。

温泉で温まり

食事は、お土産で購入していた生マグロのにぎり。

鈴焼きをアテに地元産の焼酎をチビチビ、ラジオをBGMに今日のツーリングを振り返ります。

ロッジエリアからは池原ダム堰堤が見えます。

翌朝はインスタントのカレーウドンを持参のバーナーでにこみます。

体も温まります。

バーナー持ってきていて良かったとしみじみ(笑)

今回は予定外のお泊りツー。昼からは予定もあるので急いで大阪に戻ります。

国道169号線を一気に北上

とは行かずについつい寄り道(苦笑)

入之波温泉(しおのはおんせん)山鳩湯

道路からは建物が見えず、マッチ箱を積み上げたような建物がダム湖への僅かな斜面に建てられ、いまにも湖に滑り落ちそうに見えます。

温泉は土色の重曹泉が先ず内湯を満たし、そのまま露天風呂につながって、最後はダム湖に流れ落ちています。

見た目、泥水のような土色の温泉に浸かると思わず「うぉぉぉん」と声がでます(苦笑)

さぁ次こそ本当に大阪まで一気に

とは行かずに、ほんの少しだけ再度寄り道、「柿の葉寿司」と「火打餅」を購入。

そして大阪まで戻りました。

今回は急遽お泊りツーになりました。

南三重に限定しても今回ご紹介したのはほんの一部、まだまだ見所があります。

紀伊半島ツーリング歴30年。まだまだ知らない場所も多く、周りきれてません。

日本最大の半島「紀伊半島」

本当に侮れない半島です(笑)

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