【奈良・和歌山県】串柿の郷とレトロカフェツーリング

道の駅 くしがきの里

11月中旬、この季節の風物詩を見に行ってきました。

待ち合わせは、大阪と和歌山の県境近くにある、道の駅「くしがきの里」

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それにしても寒い。
手先が限界の相方さんはエンジンで手を暖めます(笑)

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さて、寒いけど覚悟を決めて出発。

400年の伝統を受け継ぐ


和歌山県のこのエリアは「四郷」といい、400年前から串柿の特産地として長い歴史と伝統を育んできました。
11月、串柿作りが始まると農家の軒先や周囲の柿場(干場)に柿の玉のれんが一斉に吊るされ山里は柿一色に染まります。
今回はその景色を見に行きます。

山を登る道路脇には柿の木だらけ。柿がブドウのように木にぶら下がっています。近くでじっくり見ると鳥肌レベル(苦笑)

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グングンと山道を登って行くと、集落に到着。

柿の甘さ香る絶景の村


そこから見える景色は天空の村とでも言うべきなのか…絶景。

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そして、柿一面のその景色と甘い香りに圧倒されます。

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「柿」を見て興奮と言うか、テンションが上がることなど、日常ではあり得ないこと。
まさに異次元と言える光景。

この「串柿」西日本の正月の飾り物として欠かせないモノなんです。

さて、見るモノ見たし次はお腹を満たしに行こうと出発。

奈良県にてランチ難民?

串柿の集落を下り、国道480号線から、無料高速の京奈和自動車道を東へ、五條インターから国道24号線、370号線をテンポ良く走らせます。

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奈良県大淀町からは国道169号線を走るのですが、台風21号の影響で土砂崩れ通行止め。
グルリと迂回して目指すラーメン屋さんに行くも、既に本日分売り切れ…。時間はまだ10時過ぎですが甘かったなぁ。
気を取り直し次に向かったカフェはなんと臨時休業と…

もしかしてこれって「ランチ難民」?(苦笑)

途方に暮れていると、相方さんが以前知り合いのSNSで見たというお店を思い出し向かうことに。

国道166号線から奈良県道37号線を走ります。

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芳野川のほとりのお店に到着。

そして辿り着いた郵便局でランチ?

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「伊那佐郵人(いなさゆうと)」

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建物には「〒マーク」が。
ここは築80年の旧伊那佐郵便局を利用したカフェ。
需要文化財にも指定されています。
何とかこの建物を再利用できないかと有志で作り上げたお店のようです。
店内にはレコードからジャズが流れ、当時の郵便局の備品もディスプレイされています。

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優雅に過ごせる贅沢な郵便局だった

ランチもコースのように順に出てきて優雅な気分。
他のお客さんも居ないのでノンビリとした時間を過ごします。
ストーブの暖かさが心地よい。

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このお店は日替わりでシェフが変わるようです。
今日のシェフの料理もどれも素晴らしく美味しくいただきました。
あまりにも居心地がいいのでかなりの時間を過ごしてしまいました(苦笑)

シェフの悩みが、場所的に少しヘンピな立地のためお店になかなか気付いてもらえないとのこと。
「ネットで宣伝してください」とは、シェフからの伝言(笑)

しっかりと心も体も暖まり、近くの道の駅「宇陀路大宇陀」にてススキを持つ「せんとくん」に見送られ家路につきました。

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何故走る?それは…

ツーリングのベストシーズンと言われる時期は過ぎましたが、寒い中走るのも楽しいですよ。
なぜ寒い中でも走るのかと問われたらそれは「楽しい」から。
寒いから楽しいというよりは、バイクに乗るのが楽しいんです。

バイクに乗る楽しさの前では、暑さ寒さはたいした問題でないのかも。

冬のニオイやヒンヤリした澄みきった空気の中を走り抜ける感じは嫌いじゃありません。
キッチリと防寒対策を施せば、意外と寒くなかったりします。

でも、今回のツーリングは何を血迷ったかメッシュジャケットだったことが失敗だったかなぁ(苦笑)

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